ご利用の流れ

向こう岸へつづく飛び石と、最初の石の上のスニーカーの水彩イラスト

「行動援護を使ってみたい。でも、何から始めればいいのか分からない」。はじめてご相談くださるご家族から、いちばん多く聞く言葉です。役所の窓口、聞き慣れない制度の言葉、たくさんの書類。ただでさえ毎日で手いっぱいのなかで、最初の一歩が重く感じられるのは、当然のことだと思います。

このページでは、はじめてのご相談から利用開始までの流れを、順番にご説明します。受給者証(サービスの利用に必要な証明書)をまだお持ちでない方も、「うちの子は対象になるのかな」という段階の方も、そのままご相談いただけます。

開設前のご案内

当事業所は、茨城県県南地域(土浦市・つくば市・牛久市・龍ケ崎市・石岡市・かすみがうら市など)で行動援護・余暇活動支援を行う事業所として、2026年秋の開設を予定し、指定申請の準備を進めています。このページの内容は、開設後のご利用の流れのご案内です。開設前の現在も、ご相談・お問い合わせは受け付けています。

障害福祉サービス受給者証とは?ご利用の前提

行動援護は、国の制度にもとづく「障害福祉サービス」のひとつです。利用するには、お住まいの市町村から「このサービスを利用してよいですよ」という決定を受ける必要があります(制度の言葉で「支給決定」といいます)。その決定を受けた証明書が、障害福祉サービス受給者証です。

受給者証は、市町村の窓口に申請し、ご本人の様子をうかがう調査(認定調査)や審査を経て交付されます。行動援護の対象には、次のようなめやすがあります。

対象となる方知的障害や精神障害により行動上の著しい困難があり、常に介護や見守りを必要とする方(児童・成人)
めやす障害支援区分3以上、かつ行動関連項目などの合計点数が10点以上(お子さまはこれに相当する支援の度合い)
申請先お住まいの市町村の障害福祉の窓口

※「障害支援区分」とは、どのくらいの支援が必要かを市町村の調査にもとづいて決める区分(1〜6)のことです。「行動関連項目」とは、行動面でどんなサポートがどのくらい必要かを確認する調査項目のことです。

ここまで読んで「よく分からない」と感じても、心配いりません。ほとんどの方が、最初はそうです。要件にあてはまりそうかどうかの見立てから一緒に確認しますので、分からないまま、ご相談ください。行動援護がどんなサービスなのかは、行動援護とは・サービス内容のページでくわしくご説明しています。

行動援護のご利用方法|ご相談から利用開始までの6ステップ

はじめてのご相談から利用開始までは、おおむね次の6つのステップで進みます。※当事業所は現在開設準備中のため、以下は開設後の流れのご案内です。

STEP

まずはご相談ください

お問い合わせフォームから、いまの状況をお聞かせください。「受給者証を持っていない」「対象になるか分からない」という段階で大丈夫です。支援中はお電話に出られない時間帯があるため、フォームでのご連絡が確実です。開設前の現在も、開設後のご利用に向けたご相談を受け付けています。

STEP

面談(ご本人の様子を教えてください)

ご家族やご本人とお会いして、ふだんの様子、好きなこと・苦手なこと、これまでの支援で困ったことなどをうかがいます。制度の言葉で「アセスメント」と呼ばれる、支援の計画づくりのための大切な聞き取りです。うまくまとまっていなくても大丈夫。思いつくまま、お話しください。

STEP

受給者証の申請サポート(お持ちでない場合)

受給者証をお持ちでない場合は、市町村への申請から始めます。申請窓口や流れのご案内など、当事業所も市町村や相談支援事業所(サービス利用の計画づくりを手伝ってくれる専門の相談窓口)と連携しながらサポートします。認定調査や審査を経て受給者証が交付されるまでの期間は、市町村により異なります。

STEP

サービス等利用計画・担当者会議

「サービス等利用計画」という、どのサービスを・どのくらい・どんな目標で使うかをまとめた計画書を、相談支援専門員(計画づくりの専門職)が作成します。そのうえで、関係者が集まって支援の方向性をすり合わせる打ち合わせ(担当者会議)を行い、みんなで同じ方向を向いて支援を始める準備をします。

STEP

ご契約

サービスの内容や料金のしくみ、緊急時の対応などの大切なことがら(重要事項)をご説明し、ご納得いただいたうえで契約を交わします。気になることは、この場で何でもご質問ください。

STEP

ご利用開始(慣らしから少しずつ)

いきなり長い時間ではなく、短い時間の外出などから少しずつ始めます。ご本人のペースに合わせて、無理なく。利用が始まってからも、様子を見ながら支援のしかたを一緒に調整していきます。

ご利用にかかる料金は、世帯の所得に応じて月ごとの負担上限額が決まる「応能負担」というしくみです。外出先での交通費・施設の入場料・食費などの実費は自己負担となります。くわしくはご利用料金のページをご覧ください。

玄関で靴を履くのをゆっくり待つ時間を描いた水彩イラスト

ご相談・面談のときに準備いただくもの

次のようなものがあると、面談やその後の手続きがスムーズです。そろっていなくても、ご相談は始められますので、ご安心ください。

障害福祉サービス受給者証お持ちの場合。お持ちでない場合は申請からサポートします
お薬の情報お薬手帳や処方内容の分かるものなど(服薬がある場合)
ご本人の特性が分かる資料サポートブック、学校や事業所の連絡帳、支援計画の写しなど(あれば)
緊急連絡先ご家族など、支援中にすぐ連絡がつく連絡先

ご利用の流れに関するよくあるご質問

受給者証の申請から利用開始まで、どのくらいかかりますか?

お住まいの市町村によって異なります。申請のあとに、ご本人の様子をうかがう認定調査や審査の期間があるため、余裕をもって早めに動きはじめるのがおすすめです。お急ぎの事情がある場合は、ご相談時にその旨もお聞かせください。市町村の窓口への確認も含めて、進め方を一緒に考えます。

本人が初対面の人を嫌がるのですが、大丈夫でしょうか?

初対面が苦手なことは、めずらしいことではありません。短い時間の顔合わせやご家族同席での面会など、ご本人のペースに合わせた慣らしから始める進め方を想定しています。面談のときに、初対面のときのご本人の様子や、落ち着きやすい関わり方をぜひ教えてください。

短い時間から試すことはできますか?

はい、短い時間からのスタートをご相談いただけます。最初から長い時間を予定するのではなく、短い外出などでご本人の様子を見ながら、少しずつ広げていく進め方を基本に考えています。

そのほかのご質問は、よくあるご質問のページにまとめています。

まずは、いまの状況をお聞かせください

「対象になるのか分からない」「何をどう説明したらいいのか分からない」。その状態のままで、大丈夫です。お問い合わせフォームから、いまの状況を、そのままの言葉でお送りください。内容を拝見したうえで、こちらからご連絡します。支援中はお電話に出られない時間帯があるため、フォームでのご連絡がいちばん確実です。